ボドゲネット.com の Shoです!
皆さんはボードゲーム『フォーセール/FOR SALE』をご存じでしょうか?
めざせ、不動産王! 入札とブラフで他プレイヤーを出し抜こう!
本作品は入札とブラフによって最高の不動産を手に入れるスピーディなゲームだ。ただし、いくらで買ったのかではなく、いくらで売り払ったかが重要。
不動産に入札するときは資金をうまく管理し、
Amazon.co.jp の 商品説明より
販売するときには競争相手の実業家たちの一手先を読んで彼らを出し抜かなければならない。
ゲーム終了時に、もっとも資金の多いプレイヤーが不動産王として勝利者となる。
という設定の、最大6人までプレイ可能な、不動産を巡る対戦型ボードゲームです。
ルールさえ知ってしまえば一戦10分程度で終わるお手軽ゲームでもあります。
今回はそんなボードゲーム『フォーセール/FOR SALE』について、
ボードゲームアリーナで遊ぶ方法を分かりやすくまとめました!
※本ゲームはBGAではプレミアム専用となっています。
『フォーセール/FOR SALE』の概要
プレイ人数…3~6人
プレイ時間…約7分
対象年齢 …8歳以上
『フォーセール/FOR SALE』とは?
『フォーセール/FOR SALE』は、1997年に発売されたボードゲームです。
(ゲームデザイン : Stefan Dorra )
遊び方・ルール
ここからは、『フォーセール/FOR SALE』の遊び方やルールについて説明していきます。
本記事では、FOR SALE を オンラインで遊べる Board Game Arena(BGA) でプレイする事を
前提としており、そちらから画像をキャプチャしています。
また、こちらでBGAのチュートリアルが遊べます。
ゲームの流れ
フォーセール/FOR SALE の大まかなゲームの流れは以下の通りです。
- STEP1ゲームの準備
- STEP2不動産カード購入フェイズ
- STEP3不動産カード売却フェイズ
- STEP4ゲーム終了時に最も資金の多いプレイヤーが勝利!
【STEP1】ゲームの準備
ゲーム開始時のボードは下図の様になります。
このゲームは前半と後半の2回のフェイズに分かれており、
前半の【不動産購入フェイズ】は、手持ちのコインを使って不動産カードを集める。
後半の【不動産売却フェイズ】は 逆に先程手に入れた不動産カードを使って
小切手カードを集めていく
という流れになります。
それぞれ使うカードの意味は以下の通り。
不動産カード
前半で購入し、後半で手札となるカード。
1~30 の数字が書かれており、
段ボール から 宇宙ステーションまで多彩な絵柄が書かれている。
後半では数字の大小がそのまま強さに繋がるため、
出来る限り数字の大きいカードを取ることが目標となる。
プレイヤー人数によって、以下の枚数分使用する。
使用しないカードはランダムで決定される。
プレイヤー人数 | 使用するカード枚数 |
---|---|
3人 プレイ | 24枚 |
4人 プレイ | 28枚 |
5~6人 プレイ | 30枚全て |
コイン
前半で 不動産カード を購入するために使うトークン。
使い切らなかった場合、残った分は最終の得点計算に使われる。
(価値は1枚 1,000$)
プレイ人数が 3~4人の場合:各プレイヤー18枚
5~6人の場合:各プレイヤー14枚
を配られてスタートする。
小切手カード
後半で 不動産カード を使い、入手するカード。
0$~15,000$ まで、1,000$刻みで2枚づつあり、
全部で30枚用意されています。
(ただし1,000$の小切手は無い)
プレイヤー人数に応じて、不動産カードと同じ枚数ゲームに使用する。
獲得した小切手カードとコインの合計をプレイヤー間で競うことが
ゲームの目的です。
【STEP2】不動産カード購入フェイズ
ゲームスタート時、山札から人数分の不動産カードを表向きに並べられます。
不動産カードは左から右に行くほど価値が高くなる様に並べられており、
コインを使って他プレイヤーとのオークション方式で争うことになります。
プレイはランダムに決められたスタートプレイヤーから時計回りに行動し、
自分がスタートプレイヤーであれば、自分が入札価格を決定するかパスを選択出来ます。
他プレイヤーが入札していれば、その価格より高い金額で入札するかパスを選択できます。
そして、全ての最高入札額を出したプレイヤー以外がパスを選択するまでラウンドを続けます。
いずれの場合も、パスした時点で 場に残っていた一番価値の低い不動産カード を入手します。
また、入札後にパスした場合はカードと共に入札金額の半額(端数切捨て)を受け取ります。
つまり、パスせずに最も高い入札金額でラウンドを終えた場合、最も価値の高いカードを得ます。
例:自分がスタートプレイヤー
ラウンド1:全員が入札
ラウンド2:自分のみが再入札して他プレイヤーが降りた場合
パスしたプレイヤーは出したコインの半額(端数切捨て)と、それぞれのカードを受け取ります。
最高額のプレイヤーは最も価値の高いカードを受け取り、入札したコインを全額失います。
↓実際の挙動
これらのオークションを山札がなくなるまで繰り返し行います。
【STEP3】不動産カード売却フェイズ
後半スタート時、前半と同じ様に山札から人数分の小切手カードが表向きに並べられます。
小切手カードは右から左に行くほど価値が高くなる様に並べられており、
前半に手に入れた不動産カードの価値を使って他プレイヤーと争うことになります。
プレイは全プレイヤー一斉に不動産カードを裏向きに出し、
表にした際に価値が低い人から 価格の低い小切手カードを手に入れます。
このフェイズでは価値の高さが強さに直結しています。
前半と同じように、山札が無くなるまで小切手カードの取り合いを行います。
【STEP4】ゲーム終了時に最も資金の多いプレイヤーが勝利!
前半に使っていなかったコインと後半で手に入れた小切手カードを合算し、
資産の最も多かったプレイヤーの勝利となります。
同点だった場合は、コインの多いプレイヤーが勝利。
ポイント や ゲームの感想など
ここまで 『フォーセール/FOR SALE』 のルールを解説しましたが、
プレイしてみてのポイントや感想を記載します。
【ポイント①】段ボールハウスの価値が輝くとき
価値の低い不動産カードを取らされたといっても使い道があるのが
このゲームの面白いところです。
例A ⑬ ⑫ ④ ③ ⓪
仮に上記の様な小切手カードの取り合いの場合は
1位、2位の⑬、⑫のカードを取りたいため、価値の高い不動産カードで勝負に行きたいですが、
例B ⑥ ⑥ ⑤ ④ ③
極端ですが、仮に上記の様な 小切手カード の取り合いの場合、
1位と5位の差は3ポイントです。
こういった場合は価値の低いカードを使える大チャンスとなるでしょう。
【ポイント②】自分の前後手番のプレイヤーのコインを把握する
前半の 不動産カード購入フェイズ では
自分の前後手番のプレイヤーのコイン数を把握していれば、
少なくとも前と後の人がパスせざるを得ないタイミングが読めます。
同額の残コイン数で、競りも終盤だった時、
先に残コイン数を出したプレイヤーが競り勝ちます。
終盤に向けて効果的に働くので、他プレイヤーのコイン数は重要な情報となります。
感想
凄くシンプルなルールで、大体1ゲームやればみんなルールが把握できます。
しかも、3~6人と比較的大人数で出来るのに1ゲームがかなり短い。
かなりお手軽にプレイできるボードゲームで気に入っています。
シンプルながらも、技術介入性を感じさせるデザインで
非常に完成度が高いボードゲームではないでしょうか。
誰かにとっての段ボールハウスは 誰かにとっての大事な城。
敏腕不動産投資家の気分を味わえる『フォーセール/FOR SALE』。
是非一度プレイしてみてください。
BGAでプレイ可能な追加ルール
BGAではプレイ前に以下の追加ルールを選択することが出来ます。
・パス時のコイン返金の 切捨て or 切り上げ
・初期資金の 標準 or 大金(下表参照)
・手持ちのコインと小切手の 公開 or 非公開
・タイブレークルールの コインのみ or コイン&物件
コインのみ:同点終了の場合、コイン数の多さで勝敗が決まる。(同数は引き分け)
コイン&物件:コインも同数の場合、物件の価値が高い方が勝利。
プレイヤー人数 | コイン枚数:標準 | コイン枚数:大金 |
---|---|---|
3人 プレイ | 18枚 | 28枚 |
4人 プレイ | 18枚 | 21枚 |
5人 プレイ | 14枚 | 16枚 |
6人 プレイ | 14枚 | 14枚 |
まとめ
今回は『フォーセール/FOR SALE』の遊び方・ルールを初心者向けに詳しくご紹介しました。
それでは、良きボドゲライフを!
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