ボドゲネット.com の Shoです!
皆さんは2012年フランス生まれの大人気ボードゲーム
『Seasons/十二季節の魔法使い』をご存じでしょうか?
ある王国の偉大なる魔法使いの一人となるため、あなたは『伝説の十二季節の魔法試合』に挑みます。
その目的は、多くの魔力を集め、多くの使い魔を召喚し、魔法の道具を創造することで得られるクリスタルを集める事。
3年間=12季節に及ぶ戦いを経て十分な数のクリスタルを手に入れる事で
王国で最も高名な大魔法使いとなり勝利するという内容のボードゲームです。
今回は大人気ボードゲーム『Seasons/十二季節の魔法使い』について、ボードゲームアリーナで遊ぶ方法を分かりやすくまとめました!
『Seasons/十二季節の魔法使い』の概要
プレイ人数…2~4人
プレイ時間…約60分
対象年齢 …14歳以上
『Seasons/十二季節の魔法使い』とは?
『Seasons/十二季節の魔法使い』は、2012年にフランスで発売されたボードゲームです。
(レジ・ボネセー作 / パブリッシャー:Libellud)
プレイヤーは魔術師となって振られたサイコロを選んで魔力を集め、
手持ちのカードを使って他プレイヤーよりクリスタル(勝利点)を貯め、
3年間(12季節)に渡る戦いの後、一番多くクリスタルを集めた人の勝利!という流れです。
ゲームスタート前のカードの取り合い(ドラフト)と握ったカードによるコンボ、
ゲームを通してのリソース管理が物を言う、最後まで気の抜けない駆け引きが魅力です。
遊び方・ルール
ここからは、『Seasons/十二季節の魔法使い』の遊び方やルールについて説明していきます。
本記事では、Seasons を オンラインで無料で遊べる Board Game Arena(BGA) でプレイする事を
前提としており、そちらから画像をキャプチャしています。
また、こちらでBGAのチュートリアルが遊べます。
ゲームの流れ
Seasons/十二季節の魔法使い の大まかなゲームの流れは以下の通りです。
- STEP1カードを9枚ドラフトし、各年に振り分ける
- STEP2毎ターン振られたダイスを選択し、アクションを行う
- STEP312季節(3年間)終了後クリスタルの最も多いプレイヤーが勝利!
【STEP1】カードを9枚ドラフトし、各年に振り分ける
- 1-1カードを9枚ドラフトする
- 1-21/2/3年目 に入手するカードを決定する
まず、それぞれの参加プレイヤーに9枚ずつカードが配られ、
そのうちの1枚を自分の手札に加え、残りの8枚を次のプレイヤーに回します。(ドラフト)
回ってきた8枚から1枚抜き、その残り7枚を… というドラフトを手札が9枚になるまで続けます。
ここで得た9枚が、自分が今回のゲームを通して使うカード類になります。
必然的に、相手に自分の取ったカードがバレやすくなるのでどう戦っていくか考えながら
カードを選んでいきます。
ドラフトで使用する9枚が確定したら、それらを3枚ずつ
1年目/2年目/3年目 の枠に振り分けます。
カードは各年の初めに手札に加わる様になっており、
基本的にはこのカード群を使って12季節を戦い抜きます。
【STEP2】毎ターン振られたダイスを選択し、アクションを行う
- 2-1人数+1個 振られた季節ダイスの中から一つを選ぶ
- 2-2自ターン のアクションを行う
- 2-3残ったダイスに従い 暦が進む
■ゲームボードの見方
2-1 スタートプレイヤーから順に振られた季節ダイス(下記)を選んでいきます。
今回のダイスの場合、それぞれの効果は以下の通り。
カードの使用には ①召喚ゲージ ②カード毎に必要なトークン の2つが必要となるため、
それらを意識してダイスを選んでいきます。
季節ダイスは プレイヤー数+1個のダイス が用意されるため、一つ余ります。
残った1個は後述する ダイスに書いている●の数だけ、1度に進む月数が決まります。
つまり、最後にダイスを選ぶプレイヤーはゲームの進み具合に影響を与えることが出来ます。
全員がダイスを選択を終えた後、スタートプレイヤーから順にターンアクションを行います。
2-2 自ターン の アクション を行う
ダイスの効果処理後、自ターンのアクションを行います。
出来るアクションは ①カードの召喚・効果起動 ②変転 ③ボーナスの使用 ④ターン終了
の4つ。
①カードの召喚・効果起動
召喚ゲージを持っている、かつ カード召喚にかかるコストを持っている場合、
コストを消費してパワーカードの使用が出来ます。
召喚ゲージ は前述の季節ダイスの★を得ることで増やせます。
パワーカードは、召喚ゲージの数だけ場に置くことが出来ます。
また、パワーカードには種類があり、
歯車マークの記載があるカードは 自分のターンに効果を発動する事も出来ます。
②変転
季節ダイスで【変転】の権利を得ている場合は、所持している魔力トークンを決まったレートで
クリスタルに変化することが出来ます。この行為を、【変転】と呼びます。
③ボーナスの使用
ゲーム中、一人のプレイヤーに付き3回まで有利な効果を発現させる【ボーナスの使用】を行えます。
ただし、1/2/3回目… マイナス 5点/12点/20点 と、
使用回数に応じてゲーム終了時にマイナス点が付きます。
④ターンの終了
何もできる事がない場合は、そのままターンを終了します。
2-3 残ったダイスに従い 暦が進む
2-1でプレイヤーに選ばれなかった残ったダイスの●表示に従い、
1~3カ月時が進みます。
【STEP3】12季節(3年間)終了後クリスタルの最も多いプレイヤーが勝利!
- 3-13年間 終了後、クリスタルの清算が行われる
最もクリスタルの多いプレイヤーが勝利!
3年のプレイ期間終了後、以下の①~④の得点計算が行われます。
① プレイヤーの所持しているクリスタル数
② 場に出ているパワーカードの【勝利点】の合計
③ ゲーム終了時の手札の枚数 x マイナス5点
④ 使用しているボーナスのペナルティの合計
以上の勝利点の合計値が、最も高いプレイヤーが勝者となります!
(同点の場合、最もパワーカードを召喚したプレイヤーが勝者)
【戦略】シナジー効果を意識した立ち回りがドラマを生む
ここまで Seasons/十二季節の魔法使い のルールを解説しましたが、
プレイしてみて大事だと感じた要素を解説します。
【Seasons 戦略ポイント①】序盤に強いカード・終盤に強いカード
カードはドラフト後、1年目・2年目・3年目のどのタイミングで手札に加えるかを選びます。
カードには序盤にあると強いカード もしくは 終盤に強いカードが存在し、
使用タイミングを考えることでゲームの勝敗に強い影響を与えます。
【Seasons 戦略ポイント②】起動効果はトレードオフ
能動的にカードの効果を発動させる、歯車マークのあるカードは強い効果を持ちますが、
効果的に使うにはタイミングを窺う必要があり、また相応にコストもかかります。
下の左側の「悪意のダイス」は起動する度に 2個クリスタルを得て季節ダイスを振りなおします。
ゲーム序盤から積み重ねると強い効果ですが、欲しいダイスの効果が得難くなります。
右側の「破壊者ケアン」は 自身の魔力トークン1個を使用して 他プレイヤーのクリスタルを4個
破壊します。強力な効果ですが他プレイヤーがクリスタルを持っていなければ効果は発揮せず、
また、前述の変転にて最も価値が高い時の 1魔力トークン = 3クリスタル の価値があるため
(1vs1だと)3:4交換となり、強い時に効果が使えなければ有効には働きません。
【Seasons 戦略ポイント③】最後まで気が抜けない
最後の得点計算には「残っている手札」の枚数 x 5点がマイナス されるルールがあります。
そのため、プレイヤーはカードは使い切ることを基本に動きますが
カードの使い切りを阻害して終わらせることでゲーム終了時に減点を強いるプレイも可能です。
BGAでプレイ可能な拡張
BGAではプレイ前に以下の種類のカード群を選択することが出来ます。
難易度名 | カード |
---|---|
見習い魔導士 | 30種ドラフトなし |
魔術師 | 30種類 |
大魔術師 | 50種類 |
大魔術師+魅ノ国 | 50種+拡張20種 |
大魔術師+運命の行方 | 50種+拡張21種 |
大魔術師+魅ノ国+運命の行方 | 50種+拡張20種+拡張21種 |
大会公式認可カード | 全てのカード群から50種 |
大魔術師+全ての拡張+プロモカード | 50種+拡張41種+プロモ3種 |
まとめ
今回は『Seasons/十二季節の魔法使い』の遊び方・ルールを初心者向けに詳しくご紹介しました。
美麗なカード群 と 多様なコンボが彩る 奥深いゲーム性をぜひ楽しんでみてください!
それでは、良きボドゲライフを!
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