【BGA】ジキルvsハイド(Jekyll VS. Hyde)の遊び方を解説!お手軽な2人用トリックテイキング!

BGA

ボドゲネット.comのRyoです。

今回はお手軽に遊べる2人用トリックテイキングゲーム「ジキルvsハイド(Jekyll VS. Hyde)」をご紹介します!

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『ジキルvsハイド』の概要

プレイ人数…2人
プレイ時間…約10分
対象年齢 …8歳以上

『ジキルvsハイド』の属性
  • トリックテイキング
  • 心理戦
ボドゲネット.comの評価
  • むずかしさ:2.0
  • 戦略性  :3.0
  • 運    :3.0
  • 心理戦  :5.0
  • おすすめ度:4.0

『ジキルvsハイド』とは?

ジキルvsハイド(Jekyll vs. Hyde)は、Robert Louis Stevensonによる有名な小説、ジキルとハイドに基づいた二人用のトリックテイキングゲームです。

トリックテイキングゲームとは、小さな勝負(トリック)の繰り返しでポイントを獲得(テイキング)していくゲームのことです。

このゲームは「ジキル博士とハイド氏」という怪奇小説が元ネタとなっています。

『ジキル博士とハイド氏』(ジキルはかせとハイドし、原題:『ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件』(The Strange Case of Dr. Jekyll and Mr. Hyde)は、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの代表的な小説の1つ。1885年に執筆され、翌1886年1月出版。通称は「ジキルとハイド」。ジキルは表記ゆれでジーキルとも。 二重人格を題材にした代表的な作品。そのため、解離性同一性障害の代名詞として「ジキルとハイド」が使われることも多い。この作品は怪奇小説的で、裏の顔を持つジキルが薬を飲むことによって性格、および容貌までも変化していることが特徴である。なお、ハイド(hyde)という名前は、隠れる(hide)に掛けたものである。

Wikipediaより引用

プレイヤーはそれぞれ「ジキル博士」ともう一つの人格である「ハイド氏」になり、10枚の手札から1枚ずつ勝負していき、トリックの勝利数の差の数だけマーカーを進めます。

ジキル博士は勝敗数の均衡を保って3ラウンド凌げば勝ち、ジキル氏は勝敗数の均衡を大きく崩してマーカーを10マス進めれば勝ちです。

単純明快なルールながら、最後まで気の抜けない心理戦が魅力です。

遊び方・ルール

ここからは、『ジキルvsハイド』の遊び方やルールについて説明していきます。

本記事では、ボードゲームをオンラインで無料で遊べる Board Game Arena(BGA) でプレイする事を前提としており、そちらから画像をキャプチャしています。

ゲームの流れ

 『ジキルvsハイド』の大まかなゲームの流れは以下の通りです。

「ジキルvsハイド」のゲームの流れ
  • STEP1
    配られた10枚の手札から相手と決められた枚数手札を交換する

    ・1ラウンド目は1枚、2ラウンド目は2枚、3ラウンド目は3枚

  • STEP2
    お互いの手札からカードを1枚ずつ出して勝負していき、ラウンド終了時に勝利トリック数の差分だけマーカーを進める
  • STEP3
    3ラウンド繰り返し、ゲーム終了までにマーカーが最後のマスに到達すればハイド氏の勝利、到達を阻止できたらジキル博士の勝利!

【STEP1】配られた手札から相手のカードと交換する

STEP1の流れ
  • 1-1
    手札が10枚配られる
  • 1-2
    ラウンドの開始時に対戦相手とカードを交換する

憤怒(赤)/強欲(緑)/傲慢(紫)の数字カードがそれぞれ1~7、秘薬(白色)カードが2~5の合計25枚のカードの中からそれぞれのプレイヤーに10枚配られます。

そして、各ラウンドの開始時に手札からいくつかのカードを対戦相手と交換します。

  • ラウンド1:1枚
  • ラウンド2:2枚
  • ラウンド3:3枚

秘薬(白色のカード)を2枚以上持っている場合は、少なくとも1枚以上の秘薬を相手に渡す必要があります。

秘薬の効果については後程説明します。

【STEP2】配られた手札から相手のカードと交換する

STEP2の流れ
  • 2-1
    手札を1枚ずつ勝負する
  • 2-2
    ラウンドの終了時に各プレイヤーの勝利トリックの差の数だけマーカーを進める

赤い点線で囲っているマーカーがトラックの青いゾーンにある間はジキル博士が常に先攻となります。

逆に、赤いゾーンにマーカーが進むとハイド氏が常に先攻となります。

2-1 手札を1枚ずつ勝負する

ラウンドの進行とカードの強弱について

実際のプレイ画面のキャプチャを使いながら説明していきます。

まず、先攻のプレイヤーが手札からカードを1枚出します。

この時、先攻のプレイヤーが憤怒(赤)のカードを出したので、赤いコインが置かれます。

このラウンドでは、赤のカードが一番弱いということを意味します。緑と紫のカードは全て赤のカードに勝ちます。

そして、後攻プレイヤーは出されたカードと同じ色のカードか秘薬のどちらかをプレイする必要があります。ただし、同じ色を持っていない場合は好きな色のカードを出すことができます。

もし別々の色が出揃ったら、勝敗判定は数値ではなく色の強さ比べによって決まります。

色の強さは、それぞれのラウンド内で何番目にその色が出されたかによって決まり、一番最初の色が最弱、2番目に出された色が2番目、最後に出された色が一番強い色となります。

上の例では、赤<緑<紫の順に強い色ということになります。

カードが出された順番によって色の強さが決まるので、どの順番でカードを出すかがとても重要になります。手札にある色のバランスを考えながら出す札を決めましょう。

秘薬(白)カードについて

秘薬カードは、好きな時に出せる、赤/緑/紫の色ではない特別なカードで、その勝負の勝者にそのとき出された秘薬でない方のカードと同じ色の効果が発動します。

  • 憤怒(赤):色の強弱をリセットする
  • 強欲(緑):対戦相手と2枚ずつ手札のカードを交換する
  • 傲慢(紫):トリックの勝者が1トリック奪う

赤/緑/紫と同じ数字の場合は秘薬が勝利します。(例えば、「秘薬の3」は「赤の3」には勝つが、「赤の4」には負ける)

また、先攻プレイヤーが秘薬(白)を出した場合は、色を宣言する必要があり、後攻プレイヤーはその色を出さなくてはなりません。ただし、同じ色を持っていない場合は好きな色のカードを出すことができます。

2-2 ラウンドの終了

手札の10枚を出し終えたラウンド終了時に、両者の勝利トリック数の差を参照し、マーカーを進めます。

上図の場合、ジキル博士の勝利トリック数が「7」、ハイド氏の勝利トリック数が「3」なので、7ー3=4マス分マーカーが進みます。

このように、勝利トリック数の差分だけマーカーが進行するため、単純に勝てばいいだけのゲームとは違った駆け引きが生まれます。

【STEP3】ゲームの終了

手札10枚による勝負を3ラウンド繰り返し、ゲーム終了までにマーカーが最後のマス(10マス目)に到達すればハイド氏の勝利、到達を阻止できたらジキル博士の勝利となります!

まとめ

今回は『ジキルvsハイド』の遊び方・ルールを初心者向けに詳しくご紹介しました。

単純ながら勝利トリック数をめぐる駆け引きをぜひ楽しんでみてください!

それでは、良きボドゲライフを!

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